『キャプテンサンダーボルト』伊坂幸太郎・阿部和重
合作とは思えない合作。どちらがどこを担当したのかさっぱりわからないほど上手にブレンドされており、素直に1つの作品として楽しめます。
話のテンポが悪かったり、盛り上がるべきところがあっさりしすぎていたりと、やや物足りない部分があるのも事実。率直に言って、『ゴールデンスランバー』の方が断然おもしろい。
それでも、二人の主人公が知恵を出し合い、励ましあいながら敵に向かう姿は、まさにプライベートでも仲良しだという作者二人に重なる部分があって、なんだかもう微笑ましくすらあります。
あまり深く考えずに一気に読み通して、ハラハラドキドキの世界を楽しんだら、それでいいんじゃないかな。
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