子どもが生まれてから、自分の働き方や、今後の自分のキャリアについて、よく考えるようになりました。でも、それは決して前向きなものではなく、不安で、心配で、嫉妬や我慢が所々に散らばった、もやもやしたもので、そして決まって最後には、「まぁ、なるようになるさ」という、あきらめにも似たあいまいな結論を持って、思考を強制終了させていたものです。
そんなとき、夫に薦められて、この本を読みました。最初は、こんな立派な肩書きのアメリカ人女性と、日本の一介のサラリーマンである自分の間には共通点は何もないだろうと思ったし、何かが参考になるなんて期待していませんでした。
でも実際は、驚くほど親身で、肯定的で、共感できる内容で、読んだ後は気持ちが高ぶり、チャレンジ精神が沸いてくるのを感じました。こういった本を薦めてくれた夫にしみじみ感謝し、読んだ翌日は、仕事に行くのがいつになく楽しみでした。
