2009年1月10日土曜日

STARS Japan Tour '09

念願のSTARSのライブを聴きに、渋谷クアトロに行ってきました。

私の2008年のベストといったら、STARS!Nightsongsとの出会いは、本当に衝撃的でした。そして、STARSにどっぷり浸かっていたころに偶然入手した来日ライブ情報。小躍りしながらこの日を心待ちにしていたのでした。


前座が登場した時点ではステージから1mくらいのところで聴けてしまうほどガラガラだった会場も、前座が終わる頃には人も増え、場が着実に暖まったところでSTARS登場!想像以上に大きいエイミー・ミランと、バラの花びらを吹いてフロアにまき散らすトーキル・キャンベル。

The Night Starts Hereに始まり、かなりアップテンポなナンバーが続き、飛び跳ねるのにも若干疲れてきたところでWindow Bird。生で聴くエイミーの歌声が透明感があって繊細で、なんとも言えず美しい。STARSの良さは歌を引き立たせる音づくりにあると思っているので、しっとりと聴かせるスローな楽曲が私は好きなのです。中盤、Look Upではフロントのトーキルとエイミーが肩を寄せ合いながら、音を重ねる。なんだか見ているだけで胸が熱くなる光景でした。

トーキルの投げた赤いバラと、ドラムが投げたスティックをキャッチできてご機嫌でタテノリ再開し始めたところで、Midnight Coward!はかないメロディーとサビへ盛り上がりが最高なのです。そして文句なしのA級ナンバーElevator Love Letter、最後に1曲目に呼応するかのようにOne More Nightを演奏して、ライブ終了。



キャッチしたドラムのスティックは、よく見るとギザギザと先が削れており、プロを感じました。ちなみに、結構待たされたアンコールの後、着替えて登場したトーキルを見て、一緒に行った友人が「グッズのTシャツを売ろうと思ったら、ここで自分が着て出てこなきゃダメだよね」と一言。大きく頷いたのでした。

STARSは、日本では決して有名とは言えないカナダのバンド。今日のライブも小さな会場に収まるくらいのコアファンと業界の人しかいなかったと思いますが、よく考え抜かれたセットリストとメンバーのサービス精神のおかげで、温かくて楽しいライブでした。

欲を言えば、ファーストからも何かやってほしかったところ。次回の来日にも期待します。



【Set List】
1. The Night Starts Here
2. Take Me To The Riot
3. Soft Revolution
4. Window Bird
5. What The Snowman Learned About Love
6. Reunion
7. Bitches In Tokyo
8. Going, Going, Gone
9. Look Up
10. Ageless Beauty
11. Midnight Coward
12. A Thread Cut With A Curving Knife
13. Undertow
14. What I'm Trying To Say
15. Elevator Love Letter
16. Your Ex-Lover Is Dead
(アンコール)
17. Set Yourself On Fire
18. My Favorite Book
19. Today Will Be Better, I Swear!
20. One More Night