2007年8月25日土曜日

100s LIVE TOUR 2007百来来

「100s LIVE TOUR 2007百来来!!!!!! 今一度音志を洗濯したく候」へ行ってきました。

両国国技館には初めて足を踏み入れたのですが、粋な雰囲気が素敵でした!この会場で、今日はどんなライブを聴けるのだろうと気分が高揚します。

さて、今回の100sライブツアーの最終特別公演は、2ndアルバム「ALL!!!!!」の購入者に優先的に申し込みができるようになっていて、もちろん私はアルバムを買ったその日に申し込んだわけですが、当選通知が届いたらなんだかそれで安心してしまい、チケット代の入金を忘れて当選権を無効にしてしまうという悲しいミスを犯してしまったのです…!
結局、ぴあの一般発売でチケットを入手するはめになり、国技館の最上階からステージを見下ろす形のこの座席も、「あのとき入金を忘れていなければアリーナ席、いやせめて1階の枡席くらいには座れたんじゃないだろうか……」などと考えると非常にくやしい気分でした。。


100sのボーカル中村一義との出会いは、2000年の春、大学3年のとき。日産キューブのCMで流れていた曲に釘づけになり、もっとしっかり聴いてみたくてうずうずしてところ、当時付き合っていた人がある日偶然流してくれた音楽が、まさにその曲、中村一義「君ノ声」だったのでした。耳にした瞬間「これこれ!どうして私がこの曲聴きたがってたの知ってるの!?」というくらいびっくりしたことを、今もよく覚えています。
それから、アルバム「ERA」を聴いて大ファンになり、中村くんが大トリだから!と初めてロックインジャパンに行き(そこで発表された新曲「キャノンボール」はすばらしかった!)、武道館ライブに行ったときにはそのライブDVDにもばっちり映ってきました。まさに、青春時代の私の耳と心を独占していたアーティスト。

あの出会いからもう7年。中村一義は100sというバンドを組み、ステージアクトもMCも作る音楽の雰囲気も「中村一義」の時代とは変わったけれど、こうしてライブに行くと、21歳の時にCMを聴いて心をぎゅっと掴まれたときと同じ気分になります。特に「あの荒野に花束を」が胸に響き、じわーんと泣きそうになりながら、よーし、これから何年経ってもずっと100sライブに来続けようと改めて誓ったのでした。

2007年8月16日木曜日

親不知の抜歯

親不知を抜歯しました。

思えば10代半ばにその頭角を現して以来、私をずっと苦しめ続けた存在でした。だけど、抜くのが怖くてずっとさまざまなトラブルに耐えてきたというのに、なぜ今になって抜く気になったのかというと、実家の本棚の整理をしていたら懐かしき『美人画法ハイパー』に「親不知を抜いたら小顔になった」という安野モヨコ先生のコメントを見つけたからに他なりません。

半信半疑がいつしかかなり乗り気になり、歯医者で親不知を抜く予約をとりつけたのが先週。「かなり根っこが深いから、抜くのに1時間くらいかかりますよ」とか脅されてビビリつつも、これで最近めっきり老化でだらしなくなったフェイスラインが変わるのではないかと期待しつつ、当日を迎えました。

だけど結論から言うと、めちゃくちゃ痛かった!!予想以上に痛い。痛い。痛い。痛い。老衰で自然に抜けてくるまで大切に育てるべきでした……。抜歯から1週間も経ったのに、扁桃腺まで腫れて小顔どころじゃない自分の顔を見ながら、ひたすら後悔しています。

「サイドウェイ」

「サイドウェイ」を観ました。


最近見た映画の中でも、特におもしろかった!アメリカ映画のおバカさと陽気さが全開で、それでいて主人公の中年男二人の哀愁と人間臭さがほどよく伝わり、気負いなく楽しめます。

ワインには全然詳しくないのですが、カリフォルニアのワイナリーを巡る旅に出たくなりました。
週末の夜に、家でお酒を飲みながら観るDVDにぴったりな作品。観た後は気持ちよく眠れそう。

2007年8月15日水曜日

「プラダを着た悪魔」

「プラダを着た悪魔」を観ました。


冴えない女の子がファッションの力で洗練されていくシンデレラストーリーなのかと思っていたら、よい意味で期待を裏切られました。

メリル・ストリープ演じる上司ミランダが、とにかく迫力満点!確かに、あれは悪魔。ファッション業界ってたいへんなのねぇと震え上がりました。

ダサい田舎娘だったアン・ハサウェイ演じるアンドレアがどんどん垢抜けていくようすは観る側を楽しませてくれて素敵でしたが、そのままファッションモデルみたいになって終わることなく、芯のある女性を貫いてくれてホッとしました。

2007年8月9日木曜日

ROCK IN JAPAN 2007

ROCK IN JAPAN FESTIVALに参加してきました。


ロックというよりポップス色の強かったRIJ2007。とにかくすごく暑くて、サウナの中で縄跳びしているような感覚。1日に3本くらいペットボトルを飲み干していましたが、飲んだそばから汗になっていく感じでした。


1日目。木村カエラに間に合わず、Charaのスワロウテイルを聴きながらカレーを食べるところからスタート。

●100s
「犬と猫」に始まり、「1、2、3」「キャノンボール」で終わる。まさに期待通りのセットリスト!片足を上げてステージを走り回る中村くん、ステージアクトがすごく上手くなったなぁと感心しました。もちろん歌もすばらしかった!

●ザ・クロマニヨンズ
クロマニヨンズのファンは、ブルーハーツをリアルタイムで聴いて来た30代が多いのではないかと勝手に思っていたのですが、ヒロトの「クロ、クロ、クロ、、、クロマニヨンズだー!!!」の声に、20歳そこそこくらいの若い子たちが髪を振り乱して大ハシャギ。大変な盛り上がりようでした。「モッシュ・ダイブは禁止です」というスタッフの声も空しく、寄せる波のように転がってくるたくさんのダイブマンたち!ヒロトはとても細いのに、びっくりするほどパワフルでした。

●奥田民生
今年42歳になるんですって!力の抜けたゆるゆる感溢れるMCでした。ただ、「イージューライダー」はすごく良かったけど、盛り上がるのはやっぱり昔の曲ばかりで、ちょっと物足りない感があったのも事実。芝生の上で、夕日を見ながら民生の歌を聴くのはすごく気持ちがよかった。
●ケツメイシ

ステージ前のスタンディングゾーンだけでは足りず、シートの上やテントの中で踊る人が溢れ、大変な盛り上がり方でした。若い人に圧倒的に支持されている雰囲気でした。

●THE CORNELIUS GROUP
グラスステージのトリ ELLEGARDENも聴いてみたいなぁと後ろ髪を引かれつつ、レイクステージのコーネリアスへ。日が沈み、暗くなった屋外の円形ステージで見る、なんとも美しいTHE SENSUOUS SHOW!すばらしい!コーネリアスにして良かった!


2日目。土曜日のせいか、前日よりはるかに人が多い。おまけに暑い。The Birthdayをチラ見しつつ、タイ焼きそばを食べてスタート。

●ウルフルズ
おしりがハート形にくり抜かれたキュートな衣装で登場するトータス松本。最初はおとなしくシートの上で聴いていたけど、「サムライソウル」あたりからこらえきれずにスタンディングゾーンへ移動、「バンザイ」「ガッツだせ」あたりでは隣の知らない人とキャーキャー言いながら飛び跳ねてました。いやー、楽しいぜ、ウルフルズ。単独ライブも行ってみたいな。

●ORANGE RANGE
はじめは斉藤和義に行こうかなと思っていたんだけど、ミーハー心に負けました。生で聴いて初めてわかったのは、ORANGE RANGEの歌がとても踊りやすいということ!リズムが流れると、勝手に体が動きだしてしまうようなものばかりでした。

●エレファントカシマシ
DJ OZMAで盛り上がるグラスステージを後に、エレカシへ移動。相変わらず宮本さんは長い髪と、白シャツに黒のパンツ。そういえば、久しぶりにエレカシを聴いたなぁ。学生時代、すごく好きで実によく聴いていたのに、MDウォークマンを使わなくなってからというもの、ぜんぜん聴かなくなってしまったのだ……(なぜならMDしか持っていないから)。でも久しぶりに聴いた「風に吹かれて」、ライブバージョンのギターアレンジが非常にすばらしかった。なんて繊細で美しいメロディーなんだ、と泣きそうになった。新曲も良かったし、東京に戻ったら、アルバム買って、iPodに入れてちゃんと聴こう。

●井上陽水
本当はスネオヘアー→アナログフィッシュと動こうと思っていたんだけど、井上陽水のライブなんて、これが最初で最後だろうと思って聴いてみることに。1曲目に「アジアの純真」がきたときには、微妙な雰囲気。聴き手も、「井上陽水より、PUFFYが歌うアジアの純真を聴きたい……」というような生ぬるい温度でした。自分のコアファンだけの集まりではないロックフェス、アーティストもやりにくいんでしょうね。野外フェスで聴く「夢の中へ」は、ちょっと場違いな感じだったかな。

●一青窈
インドのサリーみたいな洋服と裸足で出てくるのかと思ったら、野外ステージには不釣り合いなほど、可愛らしいドレスと赤い靴で登場。きれいな人だった。心が洗われるような伸びやかな歌声だ。

●BUMP OF CHICKEN
一緒に行った友人は、最後までDOPING PANDAに行こうかBUMP OF CHICKENにしようか迷っていましたが、1日の締めくくりとしてはドーパンの燃焼系も捨てがたいなぁと思いつつ、グラスステージへ。バンプってちゃんと聴いたことがなかったんだけど、予想以上によいじゃないか!というのが今日の印象。声も思いのほかきれいだったし、ほかのアルバムも聴いてみたい。


3日目。もう疲労困憊。相変わらず暑いし。駐車場は1時間待ち。最終日の1発目はマキシマムザホルモンにすべきか、チャットモンチーにすべきか迷っていたのに(どちらを選ぶかによって、1日のテンションは大きく変わると思われる)、結局どちらにも間に合わなかった……。

●絢香
元吹奏楽部としてはオレスカバンドに行くべきだったのだろうけれど、ここでもミーハー心に負ける。とはいえ、1曲目の「三日月」を聴いただけでもう満足。早々と席を立って、ランチのために佐世保バーガーに並ぶ。

●LOW IQ 01 & MASTER LOW
初めてちゃんと聴いたけれど、意外と好み。少なくともライブは盛り上がる。

●PUFFY
いやはや、かわいい二人組です。昔の曲ばかりだったけれど、楽しい気分になったし、会場も盛り上がってたな。PUFFYがユニコーンをカバーするっていうのもいいかんじ。

●TRICERATOPS
2曲しか聴けず。可もなく不可もなく……。ごめん、トライセラトップス。

●曽我部恵一BAND
曽我部さん本人がマイクテストやってるのを見て、「この小さなステージだと、アーティストが自分でマイクテストをやらなければいけないのか!」とびっくり。円陣を組んで始めるやり方も、肩まで伸びたむさ苦しい髪型も、その60年代フォークっぽい長髪を振り乱して暴れるロック的な音楽も、妙に高いテンションも、やたらと話したがるMCも(面白かったけど!)、すべて私が持っている「曽我部さんぽい」を打ち消すに十分だった。8/3に発売されたばかりの「センチメンタルな夏」、最後に歌ってくれた、サニーデイ・サービス時代の「サマーソルジャー」。曲の雰囲気は全然違うのに、曽我部さんの澄み切った声だと、両方ともすんなり耳に入ってくるから不思議だ。

●ロケットマン
ちょっと時間が空いたから、Coccoをチラ見しつつDJ BOOTHへ。1曲目が「雨上がりの夜空に」だったから、「おっ!」と参加してみたものの、人口密度でいえばステージよりはるかに暑苦しいテントの中、長居ができずに退散。

●RIP SLYME
すごい盛り上がりっぷりでした。リップスライムといったら、くるりとのコラボ曲くらいしか知らなかったのですが、そういういろいろ知らない私が初めて聴いても楽しめるものばかり。それに、見た目とは裏腹に、なんだかとっても人柄の良さを感じるステージでした。

●Dragon Ash
正直、大トリがDragon Ashって聴いたときは「えっ!?Dragon Ashって、まだそんなに人気あるの?」とちょっと驚いたものです。でも、文句なしにかっこよかった!ただ、茨城県を雷雨が直撃するという天気予報と、それを裏付けるかのように雲の隙間から見える稲妻に怖気づき、結局1曲だけ聴いて出て来てしまいました……。最終日の花火も見れず。


ほとんど休まず聴き続けたRIJ。新しい音楽との出会いもあって、勉強になりました。これでひとつ、夏のイベントが終わったな。

2007年8月3日金曜日

明日からRIJ!

明日から3日間、ひたちなかで開かれるRIJに行ってきます。興奮しすぎて、すでに夜中の4時をまわっているというのになかなか眠れません!

フェスのタイムテーブルを見ながら、「この時間はLakeStageでエレカシ見て、そのあとそのままスネオヘアー見て、抜け出してWingTentでアナログフィッシュ見て、それから戻って一青窈見て……最後はバンプとドーパンどっちに行こう……」なんて考えたり悩んだりするのは至福の時間なのです。出演アーティスト一覧見るだけで、客層が私より10歳近く若い子ばかりだろうと思われますが、気持ちは精一杯若作りして飛び跳ねてきたいものです。

今回は、フェスにもDSを持っていく予定。野外で音楽聴きながら、ビール飲みつつ、合間にDS!なんとも贅沢な時間ですね。