2010年8月19日木曜日

HMV渋谷 おつかれサマーフェス


今やすっかり足を使わずアマゾン派になってしまいましたが、渋谷から1つCD屋が姿を消すというニュースには、少なからずショックを受けました。HMV渋谷店をねぎらうインストアライブ「HMV渋谷おつかれサマーフェス」。さみしさを持ちつつ、楽しんできました!

前日に発表されたタイムテーブルによると、曽我部恵一バンドが10:20~ということだったので時間ぎりぎりに駆けつけたところ、すでに150人くらいの人が。小さくアットホームなステージで、入場料無料。なんともワクワクします。

平日のこんな時間からライブなんて、なんだか大学生みたいだなぁと思いながらステージを眺めていたところ、曽我部さん登場。まだ朝だというのに、1曲目からハイテンションなナンバーで盛り上がり、インストアライブながら、大いにフェス気分を味わせていただきました。20分間くらいの短いステージだったから、立ちっぱなしでも疲れなかったし。

さて、その後もまだまだ23時くらいまでイベントは続くものの、とりあえず午後まで私のお目当ては出てこないので、その足でミッドタウンの「これも自分と認めざるをえない展」をのぞきに行ってみました。体験型・参加型が好きなので大いに楽しめたけれど、これは深く考えずに体験を楽しむだけでは「最先端テクノロジー体験展」になってしまうかな…。感覚的に楽しむというより、けっこう頭を使うことを要求される展覧会でした。


さらにその後、表参道ヒルズで梅佳代写真展「ウメップ in うめかよひるず」などを観ていたら、けっこう疲れてしまい……。HMV渋谷店では、これから目当ての片寄明人、やついいちろう、ホフ・ディラン、そして大トリのサニーデイ・サービスと続くのですが、妊娠中の身で無理をするわけにはいかなかったので、渋谷に戻ることを断念して帰宅しました。

でもまぁいいのだ、ソカバンのライブは最高に楽しかったから!

2010年8月11日水曜日

カカオエット・パリ(中目黒)

最近のお気に入りパティスリーは、cacahouete paris。中目黒の駅から少し歩いたところにあります。

生ケーキも焼き菓子もおいしいけど、とりわけ素晴らしいのが、店名にもなっているチョコレート系のケーキ。ただの甘ったるい味でもなければ、やたらと濃厚なこってり系でもなく、チョコレートケーキなのに後味はすっきり。そして、食感がすばらしいのです。「チョコレートのケーキに食感?」と思われるかもしれませんが、パリパリもあればふんわりもサクサクもある、ただの「チョコレート」では語りきれないおいしさが詰まっているのです。


とはいえ、ストローでいただくストロベリーのショートケーキもたいへんおいしいので、いつもショーウィンドウの前でどれにしようか数分悩みます。リス?みたいなお店のキャラクターもとってもかわいい。

「(500)日のサマー」

(500)日のサマー を観ました。




久々にのめりこんだ、すごく面白い映画でした!


ただのくっついたり別れたりするだけのラブストーリーではなくて、もっと大人向けのひねりがきいたビタースイートなお話。随所で「うん、うん!」と大きく相槌を打ってしまような等身大の登場人物たちにグッときました。The Smithに代表される数々の音楽もすばらしく、すぐにサントラも購入。


とにかく、ゾーイ・デシャネル演じるサマーがなんともキュートで小悪魔的!サマーに夢中なあまり振り回される主人公トムの姿はまさに「恋は盲目」状態で、同情しつつも笑えました。

それにしても、トム役のジョセフ・ゴードン=レヴィットが、なんと生き生きしてたことか!草食男子とか言われているようですが、前週に観た「インセプション」のジョセフ役より10倍輝いて見えました。ダンスもとっても上手だった!

『ナショナル・ストーリー・プロジェクト』

『ナショナル・ストーリー・プロジェクト』 ポール・オースター著

ラジオ番組のためにポール・オースターが全米から募った、ごく普通の人たちの、少し不思議なお話集。レイモンド・カーヴァーの短編集を彷彿させる、ありふれた日常に潜む小さな幸せや、クスッと(時におなかを抱えて)笑ってしまうような光景から、たった数ページのショートストーリーだというのに、涙を流し、何度も読み返さずにいられないような強く心を揺さぶる真実まで。

読み終わってしまうのが惜しいくらい。誰かに紹介せずにはいられない素敵な本です。