2019年7月31日水曜日

「むらさきのスカートの女」

『むらさきのスカートの女』 今村夏子

なんとも摩訶不思議な印象の、釈然としないおもしろさがある本。

近所の商店街でも有名な「むらさきのスカートの女」に興味を持つ主人公。あの手この手でお近づきになろうと策を講じ、ようやく捕まえた!と思ったら、するりと抜けていなくなってしまう……

社会不適応者だと思っていた「むらさきのスカートの女」が意外に職場でうまく馴染み、あれ、もしかすると不気味なのは主人公の方か?と混乱し、それでいて最後は煙に巻いたようなスッキリしない終わり方。沼にはまった感じ。

大体、このタイトルのくせにカバーのイラストは水玉スカートって、どんなけ肩透かしなのよ。

2019年7月30日火曜日

LE PETIT BONHEUR(九品仏)


今年の夏、とっても楽しみにしていたのが、ル・プティ・ボヌールで期間限定で提供される桃のパフェ。
昨年すごく感動したので、今年も事前に予約をしてお邪魔してきました。

ショコラティエなのに桃メインでチョコレートは脇役、という潔い構成。まず、この新潟県産の桃が甘くてとってもおいしい! 新潟の桃は初めて食べましたが、濃厚な甘みととろける食感が、まさに私の好みで。

甘い桃とは別の角度からパフェのおいしさを支えるチョコレートのジェラートと、キリッとした酸味が効いているベリーのジェラートもおいしい。
最後に登場するキャラメルチョコのシャンティも絶品で、最後までしあわせな気分でいただける最高のパフェでした。

2019年7月13日土曜日

PATISSERIE ASAKO IWAYANAGI(尾山台)


今年は桃が不作なんですって。そんながっかりニュースから始まった桃シーズンですが、アサコイワヤナギでは、7月と8月で桃パフェメニューを更新してくださると!

早速今月のメニュー、山梨県産の白桃のパフェをいただいてきました。

桃はまだちょっと熟れてない感じで、私の好みとは少し違ったのだけれど、そんなことはどうでもよくなるほど、生姜のジェラートと生姜のミルクブラマンジェが大変おいしかった。
生姜と桃なんて、いまいちピンとこない組み合わせだけれど、生姜のざらりとした辛さが桃の甘みを引き立てて、とてもすばらしい。

そして最後にたたずむ白ワインジュレの落ち着き……。
食べ終わると、なんだかしあわせなため息が出ました。

2019年7月7日日曜日

Gourmet Shop by Mandarin Oriental, Tokyo(三越前)



口どけひんやり、見た目も涼しげで、夏にぴったり。

桃とブラマンジェという大好きな組み合わせ、食べてしまうのも惜しいくらい。

繊細で美しく上品だけど、外資系ホテルらしくボリューム満点というギャップもいい。

2019年7月5日金曜日

trois(三軒茶屋)


皆に号泣されながら閉店してしまった下北沢のNeue。
そのノイエのレモンケーキが、なんとトロワの喫茶で食べられると!!

食べ応えのあるビッグサイズのレモンケーキ。とろりとした酸っぱいアイシングがたまらない。毎日食べたいくらい、おいしい!


2019年7月1日月曜日

『残業学~明日からどう働くか、どう働いてもらうのか?』

『残業学~明日からどう働くか、どう働いてもらうのか?』 中原淳

今の時代、実際、みんなどれくらい残業しているの?と手に取った「残業学」。すごいタイトルですよね。

好きで残業する人なんていないでしょ、と思うところだけれど、そういえば自分も20代の頃は、深夜まで残業したり休日出勤したりする「忙しい自慢」がなんだか格好良く思えたものでした。お給料だって、残業代を含めて常に見積もっていたし。

意識改革だけでは残業は減らせないけれど、意識を変えないと残業は減らないという本書。指摘されている内容は分かりきったことばかりだけれど、「分かっていながら着手していないこと」を直視することから始めないとね。