2011年7月21日木曜日

ガリフェス

先月、梅雨まっさかりの時期に、日本野鳥の会のレインブーツを購入しました。かわいらしい外見とお手頃価格のわりに、バードウォッチング仕様の(?)本格派だというので、野外フェスで使えるんじゃないかと期待して。でも、野鳥の会としては、まったく予期してもいなかったであろうこのブームに生産が追いつかなかったらしく、結局、手元に届いたのは梅雨明けしてからだったのでした。

新しいレインブーツを履きたくてうずうずしていたときに、ようやく訪れた雨! 待ってましたとばかりに取り出し、近所のスーパーに行くだけじゃつまらないからと向かった先は、ここ、ガリガリ祭り。Gari Fes 2011!




私はアイスといえばマーベラスやハーゲンダッツのような乳脂肪分が高いものが好みなのですが、真夏にはガリガリ君や白くまのようなさっぱり系がおいしく感じられますね。

ちなみに、長靴の履き心地は、「蒸れる」、この一言に尽きました。夏の雨には不向きかも。

2011年7月14日木曜日

「革命」



「革命」 andymori を聴きました。

なんとも勢いがあるアルバム。1st、2ndアルバムにも負けず劣らず素晴らしい!夏に野外で聴くのにぴったりですね。

このバンド、もっと売れてもいいんじゃないかと常々思っているのですが、3rdアルバムにしてこの瑞々しさ、そして頑固さみたいなのが感じられると、「ちょっと大衆には受け入れられないかもな…」と思ったりもします。まぁ、大好きなバンドが売れて大人気になっていくのは、嬉しさ反面さみしさもあるので(ライブチケットは取りにくくなっていくし……)、今くらいの規模でライブを続けてくれればいいなぁと勝手に思ったりもします。


「最高宝」

最近はもっぱらiTunesストアでダウンロード購入するばかりで、CDを買っていないなぁ。でも、データって、なんとも軽い存在に感じるのです。自分の物になりきらないというか、所有欲を満たしてくれないというか。昭和的な感覚なのかしら。

そんな気持ちもあって、今回はCDを買いました。




「最高宝」 中村一義 を聴きました。

21名の著名人が選曲した、いわゆる「中村くんのベスト」。だから、実は収録されているほとんどの曲はすでに持っているんです。なのになぜ買ったかというと、ブックレットを読みたかったから。


歌詞カードを手に、一字一句目で追いながら、「ただ僕等は絶望の“望”を信じる」ってすてきな言葉だ、と思ったり、ライナーノーツを読んで、世界のナベアツが、『永遠なるもの』に、こんなコメントを…!と驚いたり感動したりしながら聴いたりするのは、本当に貴重な時間だと思うのです。

CDの価値はブックレットにあり。貪るように音楽ばかり聴いていた大学時代に感じたことを、2011年の今、改めて実感したのでした。

「言葉にならない、笑顔をみせてくれよ」



「言葉にならない、笑顔をみせてくれよ」 くるり を聴きました。

くるりファンとしては新譜は必ず入手するようにしているのだけれど、今回はちょっと期待外れだったかな。ポップで耳馴染みのよい音楽がたくさん入っていたけれど、残念ながら今の私に響くものには出会えなかった。でも、聴くときの自分の状態によって音楽への感想は変わるものだと思うので、また時間をおいてから改めて聴きたい。

話は変わって、くるりの京都音楽博覧会。今年も細野晴臣さんが出るのですね!なんといっても、5人になった新生くるりを聴いてみたいものです。フジファブリックに斉藤和義と、ほかの出演者にも惹かれます。京都オンパクの楽しみは、なんといってもくるりが紹介してくれるバンドとの新しい出会いがあること。今年は子どもが生まれたばかりで残念ながら行けないけれど、いつか必ず復帰したいな。そのために、今は音楽を蓄えておく時期なのだ、きっと。

2011年1月12日水曜日

『バースデイ・ストーリーズ』

これから3ヶ月あまり実家での里帰り生活を送るにあたり、何を持って帰ろうか、いろいろと悩みました。もっとも悩んだのが音楽と本。

音楽の方は、胎教によさそうなCDを数枚(荒井由実やノラ・ジョーンズ、アプレ・ミディの冬セレクションなど)と、SoundDock PortableiPodを。

そして、本。新しいものもいくつか買いましたが、手持ちの長編小説を読み返すつもりで『ロング・グッドバイ』などを選んだところ、大失敗。大きなお腹の上にあんな重い本を置いて読むことも、もちろんうつ伏せに寝転がって読むこともできず、持て余しています。

そんな中、よく手に取るのが『バースデイ・ストーリーズ』誕生日をモチーフとするアンソロジーです。出産に対する気分が盛り上がるかな、と。
とはいえ、収められてる11の作品は、どれも「Happy Birthday!」的な幸せあふれるストーリーではないけれど。


最後に収められた村上春樹作「バースデイ・ガール」には、「たいていの人は自分の20歳の誕生日のことをよく覚えているものだ」みたいなことがありましたが、残念ながら私は自分のハタチの誕生日をどう過ごしたのか、さっぱり思い出せませんでした。時期的に、大学祭の準備でもしていたんだろうけど…遠い昔のことのようです。


さて、今日1月12日は村上春樹さんのお誕生日。訳者あとがきによると、お誕生日には少し特別なワインを開けて召しあがったりしているそうです。年を重ねれば重ねるほど、自分の誕生日をぞんざいに扱ってしまうようになるけれど、まずは自分自身が誕生日を楽しんでいけると素敵ですね。

2011年1月11日火曜日

恵比寿ガーデンシネマ

TOHOシネマズのカードを作ってからというもの、すっかり映画は六本木、ポップコーンはキャラメル派になってしまったけれど、思えば20代前半の頃はミニシアターが大好きで、よく足を運んだものです。

一番好きだったのは銀座のシネ・ラ・セット。ごちゃごちゃした入り口を上っていく、あの雰囲気がお気に入りでした。でも、もう閉館してからずいぶん経ちましたね。そして、もっともよく通ったのが、銀座のシネスイッチと恵比寿ガーデンシネマ。ガーデンシネマ、今月末で閉館してしまうのがなんともさみしい限りです。

ほかの映画館が「観たい映画があるから行く場所」だったのに対し、ガーデンシネマは「ガーデンシネマに行きたいから映画を観る」場所でした。上映時間よりずっと早めに行って整理券を受け取って、それから三越の中にあるAfternoonTea(まだあるのかしら?)でお茶をしたり、ガーデンシネマに行くときしか訪れないガーデンプレイス内をうろうろしたり。


子どもが生まれたら行けなくなる場所NO.1は映画館だろうと思っているのですが、保育園に子どもを預けて職場復帰したら、いつか平日に仕事を休んでガーデンシネマで映画を観たいなぁなんて夢見ていた私としては、閉館はなんともがっかりなニュースでした。


恵比寿ガーデンシネマで観たものを思いつくままに挙げてみると…


・ハムレット
・イギリスから来た男
・パンチドランク・ラブ
・ギター弾きの恋
・マッチ・ポイント
・カポーティ
・父、帰る
・ダージリン急行
・ブロークンイングリッシュ
・パリ、恋人たちの2日間
・ボーリング・フォー・コロンバイン
・華氏911

恵比寿ガーデンシネマでは、ウッディ・アレン作品をたくさん観たような記憶がありますが、意外と思い出せないものですね…
…。今上映中の、過去の上映作品のベストセレクションの中では、「ゴーストワールド」を観たかった!




お気に入りの場所が姿を消してしまうのはさみしいものですね。できる限り時間を見つけて、残り少なくなったミニシアターに足を運びたいです。