2011年1月12日水曜日

『バースデイ・ストーリーズ』

これから3ヶ月あまり実家での里帰り生活を送るにあたり、何を持って帰ろうか、いろいろと悩みました。もっとも悩んだのが音楽と本。

音楽の方は、胎教によさそうなCDを数枚(荒井由実やノラ・ジョーンズ、アプレ・ミディの冬セレクションなど)と、SoundDock PortableiPodを。

そして、本。新しいものもいくつか買いましたが、手持ちの長編小説を読み返すつもりで『ロング・グッドバイ』などを選んだところ、大失敗。大きなお腹の上にあんな重い本を置いて読むことも、もちろんうつ伏せに寝転がって読むこともできず、持て余しています。

そんな中、よく手に取るのが『バースデイ・ストーリーズ』誕生日をモチーフとするアンソロジーです。出産に対する気分が盛り上がるかな、と。
とはいえ、収められてる11の作品は、どれも「Happy Birthday!」的な幸せあふれるストーリーではないけれど。


最後に収められた村上春樹作「バースデイ・ガール」には、「たいていの人は自分の20歳の誕生日のことをよく覚えているものだ」みたいなことがありましたが、残念ながら私は自分のハタチの誕生日をどう過ごしたのか、さっぱり思い出せませんでした。時期的に、大学祭の準備でもしていたんだろうけど…遠い昔のことのようです。


さて、今日1月12日は村上春樹さんのお誕生日。訳者あとがきによると、お誕生日には少し特別なワインを開けて召しあがったりしているそうです。年を重ねれば重ねるほど、自分の誕生日をぞんざいに扱ってしまうようになるけれど、まずは自分自身が誕生日を楽しんでいけると素敵ですね。

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