ロックというよりポップス色の強かったRIJ2007。とにかくすごく暑くて、サウナの中で縄跳びしているような感覚。1日に3本くらいペットボトルを飲み干していましたが、飲んだそばから汗になっていく感じでした。
1日目。木村カエラに間に合わず、Charaのスワロウテイルを聴きながらカレーを食べるところからスタート。
●100s
「犬と猫」に始まり、「1、2、3」「キャノンボール」で終わる。まさに期待通りのセットリスト!片足を上げてステージを走り回る中村くん、ステージアクトがすごく上手くなったなぁと感心しました。もちろん歌もすばらしかった!
●ザ・クロマニヨンズ
クロマニヨンズのファンは、ブルーハーツをリアルタイムで聴いて来た30代が多いのではないかと勝手に思っていたのですが、ヒロトの「クロ、クロ、クロ、、、クロマニヨンズだー!!!」の声に、20歳そこそこくらいの若い子たちが髪を振り乱して大ハシャギ。大変な盛り上がりようでした。「モッシュ・ダイブは禁止です」というスタッフの声も空しく、寄せる波のように転がってくるたくさんのダイブマンたち!ヒロトはとても細いのに、びっくりするほどパワフルでした。
●奥田民生
今年42歳になるんですって!力の抜けたゆるゆる感溢れるMCでした。ただ、「イージューライダー」はすごく良かったけど、盛り上がるのはやっぱり昔の曲ばかりで、ちょっと物足りない感があったのも事実。芝生の上で、夕日を見ながら民生の歌を聴くのはすごく気持ちがよかった。
●ケツメイシ
ステージ前のスタンディングゾーンだけでは足りず、シートの上やテントの中で踊る人が溢れ、大変な盛り上がり方でした。若い人に圧倒的に支持されている雰囲気でした。
ステージ前のスタンディングゾーンだけでは足りず、シートの上やテントの中で踊る人が溢れ、大変な盛り上がり方でした。若い人に圧倒的に支持されている雰囲気でした。
●THE CORNELIUS GROUP
グラスステージのトリ ELLEGARDENも聴いてみたいなぁと後ろ髪を引かれつつ、レイクステージのコーネリアスへ。日が沈み、暗くなった屋外の円形ステージで見る、なんとも美しいTHE SENSUOUS SHOW!すばらしい!コーネリアスにして良かった!
2日目。土曜日のせいか、前日よりはるかに人が多い。おまけに暑い。The Birthdayをチラ見しつつ、タイ焼きそばを食べてスタート。
●ウルフルズ
おしりがハート形にくり抜かれたキュートな衣装で登場するトータス松本。最初はおとなしくシートの上で聴いていたけど、「サムライソウル」あたりからこらえきれずにスタンディングゾーンへ移動、「バンザイ」「ガッツだせ」あたりでは隣の知らない人とキャーキャー言いながら飛び跳ねてました。いやー、楽しいぜ、ウルフルズ。単独ライブも行ってみたいな。
おしりがハート形にくり抜かれたキュートな衣装で登場するトータス松本。最初はおとなしくシートの上で聴いていたけど、「サムライソウル」あたりからこらえきれずにスタンディングゾーンへ移動、「バンザイ」「ガッツだせ」あたりでは隣の知らない人とキャーキャー言いながら飛び跳ねてました。いやー、楽しいぜ、ウルフルズ。単独ライブも行ってみたいな。
●ORANGE RANGE
はじめは斉藤和義に行こうかなと思っていたんだけど、ミーハー心に負けました。生で聴いて初めてわかったのは、ORANGE RANGEの歌がとても踊りやすいということ!リズムが流れると、勝手に体が動きだしてしまうようなものばかりでした。
はじめは斉藤和義に行こうかなと思っていたんだけど、ミーハー心に負けました。生で聴いて初めてわかったのは、ORANGE RANGEの歌がとても踊りやすいということ!リズムが流れると、勝手に体が動きだしてしまうようなものばかりでした。
●エレファントカシマシ
DJ OZMAで盛り上がるグラスステージを後に、エレカシへ移動。相変わらず宮本さんは長い髪と、白シャツに黒のパンツ。そういえば、久しぶりにエレカシを聴いたなぁ。学生時代、すごく好きで実によく聴いていたのに、MDウォークマンを使わなくなってからというもの、ぜんぜん聴かなくなってしまったのだ……(なぜならMDしか持っていないから)。でも久しぶりに聴いた「風に吹かれて」、ライブバージョンのギターアレンジが非常にすばらしかった。なんて繊細で美しいメロディーなんだ、と泣きそうになった。新曲も良かったし、東京に戻ったら、アルバム買って、iPodに入れてちゃんと聴こう。
●井上陽水
本当はスネオヘアー→アナログフィッシュと動こうと思っていたんだけど、井上陽水のライブなんて、これが最初で最後だろうと思って聴いてみることに。1曲目に「アジアの純真」がきたときには、微妙な雰囲気。聴き手も、「井上陽水より、PUFFYが歌うアジアの純真を聴きたい……」というような生ぬるい温度でした。自分のコアファンだけの集まりではないロックフェス、アーティストもやりにくいんでしょうね。野外フェスで聴く「夢の中へ」は、ちょっと場違いな感じだったかな。
●一青窈
インドのサリーみたいな洋服と裸足で出てくるのかと思ったら、野外ステージには不釣り合いなほど、可愛らしいドレスと赤い靴で登場。きれいな人だった。心が洗われるような伸びやかな歌声だ。
インドのサリーみたいな洋服と裸足で出てくるのかと思ったら、野外ステージには不釣り合いなほど、可愛らしいドレスと赤い靴で登場。きれいな人だった。心が洗われるような伸びやかな歌声だ。
●BUMP OF CHICKEN
一緒に行った友人は、最後までDOPING PANDAに行こうかBUMP OF CHICKENにしようか迷っていましたが、1日の締めくくりとしてはドーパンの燃焼系も捨てがたいなぁと思いつつ、グラスステージへ。バンプってちゃんと聴いたことがなかったんだけど、予想以上によいじゃないか!というのが今日の印象。声も思いのほかきれいだったし、ほかのアルバムも聴いてみたい。
3日目。もう疲労困憊。相変わらず暑いし。駐車場は1時間待ち。最終日の1発目はマキシマムザホルモンにすべきか、チャットモンチーにすべきか迷っていたのに(どちらを選ぶかによって、1日のテンションは大きく変わると思われる)、結局どちらにも間に合わなかった……。
●絢香
元吹奏楽部としてはオレスカバンドに行くべきだったのだろうけれど、ここでもミーハー心に負ける。とはいえ、1曲目の「三日月」を聴いただけでもう満足。早々と席を立って、ランチのために佐世保バーガーに並ぶ。
●LOW IQ 01 & MASTER LOW
初めてちゃんと聴いたけれど、意外と好み。少なくともライブは盛り上がる。
●PUFFY
いやはや、かわいい二人組です。昔の曲ばかりだったけれど、楽しい気分になったし、会場も盛り上がってたな。PUFFYがユニコーンをカバーするっていうのもいいかんじ。
●TRICERATOPS
2曲しか聴けず。可もなく不可もなく……。ごめん、トライセラトップス。
●曽我部恵一BAND
曽我部さん本人がマイクテストやってるのを見て、「この小さなステージだと、アーティストが自分でマイクテストをやらなければいけないのか!」とびっくり。円陣を組んで始めるやり方も、肩まで伸びたむさ苦しい髪型も、その60年代フォークっぽい長髪を振り乱して暴れるロック的な音楽も、妙に高いテンションも、やたらと話したがるMCも(面白かったけど!)、すべて私が持っている「曽我部さんぽい」を打ち消すに十分だった。8/3に発売されたばかりの「センチメンタルな夏」、最後に歌ってくれた、サニーデイ・サービス時代の「サマーソルジャー」。曲の雰囲気は全然違うのに、曽我部さんの澄み切った声だと、両方ともすんなり耳に入ってくるから不思議だ。
●ロケットマン
ちょっと時間が空いたから、Coccoをチラ見しつつDJ BOOTHへ。1曲目が「雨上がりの夜空に」だったから、「おっ!」と参加してみたものの、人口密度でいえばステージよりはるかに暑苦しいテントの中、長居ができずに退散。
●RIP SLYME
すごい盛り上がりっぷりでした。リップスライムといったら、くるりとのコラボ曲くらいしか知らなかったのですが、そういういろいろ知らない私が初めて聴いても楽しめるものばかり。それに、見た目とは裏腹に、なんだかとっても人柄の良さを感じるステージでした。
●Dragon Ash
正直、大トリがDragon Ashって聴いたときは「えっ!?Dragon Ashって、まだそんなに人気あるの?」とちょっと驚いたものです。でも、文句なしにかっこよかった!ただ、茨城県を雷雨が直撃するという天気予報と、それを裏付けるかのように雲の隙間から見える稲妻に怖気づき、結局1曲だけ聴いて出て来てしまいました……。最終日の花火も見れず。
ほとんど休まず聴き続けたRIJ。新しい音楽との出会いもあって、勉強になりました。これでひとつ、夏のイベントが終わったな。
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