「フランス人は10着しか服を持たない パリで学んだ“暮らしの質”を高める秘訣」ジェニファー・L・スコット
断捨離の参考になるかなと思って読んでみました。
手間隙かけて料理を作り、食事の時間を家族で大切にすること、普段着にこそ上質なものを取り入れ、余分な物は所有しないこと――これは、日本でいうところの『クロワッサン』や『天然生活』あたりが唱える「ていねいな暮らし」なのでは。
とはいえ、日本の「ていねいな暮らし」がいささかほっこりし過ぎるのに対し、パリの「シックな生活」はもっと色気のある印象。例えば、パリにおける「シルクの下着」は、レースがふんだんに使われた繊細なデザインのものを指すのに対し、日本におけるシルクの肌着といえば、5本指靴下だったり腹巻だったりするわけですから……。
ちなみに、原題は“Lessons from Madame Chic: 20 Stylish Secrets I Learned While Living in Paris”。編集者はずいぶん扇情的な邦題を付けたものですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。