2015年7月26日日曜日

『64(ロクヨン)』

『64(ロクヨン)』横山秀夫

NHKの連続ドラマがすごく面白かったので、すぐに原作を借りてきて、もうすぐ臨月の大きなお腹に分厚い本書を乗せ、手に汗にぎりながら一気に読みきりました。

未解決の幼女誘拐事件がストーリーの柱ではあるものの、いわゆる犯人探しのサスペンスではなく、事件扱う警察内部の人間関係を描いた社会派小説とでもいうべき作品。

世の中で最も正義的なイメージのある警察(県警)における政治事情、腹の探りあいと足の引っ張り合い、根回し、裏工作、心理戦……大の大人の男たちが、困ったり焦ったりにやついたり弱ったりしているようすを、善良な一般市民の視点から気持ち悪く眺めた感じ。警察といえども、組織とは多かれ少なかれドロドロを含んでいるのでしょうね。

ちなみに、NHKドラマは原作にかなり忠実に作られており、よくまとまっていたなぁと感心。胎教にはよろしくなさそうだけど、また折をみて観返したいです。

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