2012年7月1日日曜日

『ポトスライムの舟』

『ポトスライムの舟』津村記久子

同年代(ロスジェネ世代)の著者・津村さん。掴みどころがない脱力具合が心地よく、一言一言が異常なまでに腹にストンと落ちてきました。

「バブル入社世代」「就職氷河期世代」「ゆとり世代」などと世代でラベル分けすることは多いけれど、内心、そうした区分に違和感を覚えていたものでした。でも、こうして同年代の作家に共感を覚えてしまうあたり、やはり「世代」というのは存在するのだと実感。


ところでまったく余談ですが、「肩肘張った」という言葉から、ついつい「肩パットが入った洋服」を連想し、さらにはバブル世代の男女雇用機会均等法を生き抜いてきたたくましい女性キャリアたちを連想してしまうのは私だけでしょうか?

2012年6月15日金曜日

『憂鬱なハスビーン』

『憂鬱なハスビーン』朝比奈あすか

ハスビーン(has been)とは、「かつては何者かだったけれど、今はもう終わってしまった者」のこと。遠い昔に神童と呼ばれたり、お受験や中学受験を経験してきた人ならば、多かれ少なかれ共感できるものがあるのでは。

過去の栄光にすがりつくわけではないけれど、今の自分を素直に受け入れられないという状況はなかなかに切なく、主人公のもやもや感が響きました。

そういえば、私も小中学生の頃、学校が終わってから親に塾の送り迎えをしてもらっていたなぁ……大変だっただろうなぁ。自分が親にしてもらったことを、自分の子どもにもできるだろうか……。

2012年5月22日火曜日

MUVEIL 檸檬スカート



絵画のような美しい絵柄に一目ぼれして連れ帰ってきたMUVEILのスカート。

膝が隠れる丈も年相応で気に入っています。


2012年5月1日火曜日

『僕らの頭脳の鍛え方』

『僕らの頭脳の鍛え方』立花隆・佐藤優

ショウペンハウエルに焚きつけられて、読書熱に火がつきました。

この4月から本格的に仕事復帰もして、また活字漬けの日々が戻ってきたこともあり、小説以外の本を読みたいなと思ってブックガイド的に読んだのが本書。立花隆さんと佐藤優さんという、ものすごく大量の本を読んでそうなお二人が推薦するブックリストは、なんとも知的好奇心を刺激するラインナップです。

歳を重ねるにつれ、ついつい自分の経験に基づいて語りたくなることが増えてきたけれど、多くの教養人が共通して唱えているように、やはり古典を読んでおくことと、正しい歴史認識を持っておくことが大切なのだなと痛感しました。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」ですね。


2012年4月28日土曜日


2010年の春に手に入れたモンクレール エスのジャケット。

ダウンが入ってふわっとした襟だとか、小さく膨らんだパフスリーブだとか、チュールがわんさか重なった裾だとか、控えめに言って、最高!

買ったその年の春はつわりがひどくてほとんど家に引きこもり、翌春は赤子に汚されそうで躊躇して、ようやく今年、日の目を見た。

2012年4月20日金曜日

『ヤバい経済学』

『ヤバい経済学』スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナー

数年前に話題となった本ですが、今読んでも十分読みがいのある面白さ。経済学を学ぶというよりは、日常生活にあふれるさまざまな事象に対して、経済学的解釈を示してくれるといったところでしょうか。

ついつい陥りがちな思考の罠への気づきがたくさんあって、手軽に読めるのに、勉強になりました。


2012年4月1日日曜日

『読書について』

『読書について』 ショウペンハウエル

読書熱に火をつけてくれた一冊。

「読書は、他人にものを考えてもらうことである。本を読む我々は、他人の考えた過程を反復的にたどるにすぎない。」

胸にグサリと刺さる言葉です。本を読むと、なんだかとっても教養豊かな人になったような気分になったり、クリエイティブなひらめきに満ちた感覚が訪れたりするけれど、それは錯覚なのだと突きつけられました。

とはいえ、インプットとアウトプットの繰り返しにより、人の思考だったものが自分の血となり肉となるのだと信じているので、やっぱり読書は楽しく、刺激に満ちていて、とてもやめられません。