『ポトスライムの舟』津村記久子
同年代(ロスジェネ世代)の著者・津村さん。掴みどころがない脱力具合が心地よく、一言一言が異常なまでに腹にストンと落ちてきました。
「バブル入社世代」「就職氷河期世代」「ゆとり世代」などと世代でラベル分けすることは多いけれど、内心、そうした区分に違和感を覚えていたものでした。でも、こうして同年代の作家に共感を覚えてしまうあたり、やはり「世代」というのは存在するのだと実感。
ところでまったく余談ですが、「肩肘張った」という言葉から、ついつい「肩パットが入った洋服」を連想し、さらにはバブル世代の男女雇用機会均等法を生き抜いてきたたくましい女性キャリアたちを連想してしまうのは私だけでしょうか?
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