「わたしはロランス」を観ました。
女性になりたい男性ロランスと、その恋人フレッドの愛を描いた作品。
ロランスの最大の理解者になりたいと思いつつも、彼に「男」を求めてしまうフレッドと、見た目は変わっても、月日は流れても、中身は今まで通りで二人はスペシャルだと考えるロランスのすれ違いが切ない。
予備知識ほとんどなしで観たので、はじめはセクシャルマイノリティの葛藤とか世間からの偏見とかを描いているのかと思っていたのですが、そうではなくて、ごく個人的な愛のお話。
最近はラブストーリーにほとんど心を動かされなくなってきたのですが、これには最初から最後まで心をわしづかみにされっぱなしでした。
二人の逃避行に洋服が舞い散るシーンとか、本当に素敵。
ラストの枯れ葉が舞い散るシーンもたまらなくよかった!
まさに、まばたきするのも惜しいくらいの映像美。
80年代、90年代のカルチャーや音楽をうっとりと堪能できる、最高の映画でした。映画館で見逃したことが悔やまれます。
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