2016年6月8日水曜日

「17歳」

「17歳」を観ました。




裕福な家庭に育った17歳の美しい少女イザベルが、SNSを介して男性たちと知り合い売春を重ねていく過程を、季節の移ろいとともに彼女自身の自我の変化を見せながら描いた作品。

お金のためでも好奇心でもなく、背徳的な冒険に衝動的に身を投じるなんて、まさに思春期……!


イザベル役のマリーヌ・ヴァクトは本当に美しくて、まるでお人形のよう。感情が希薄で、表情の変化に乏しいイザベル役にぴったりです。




嫌な客に変なプレイを強要されたあげく、お金ももらえないでへこんでいる顔も美しい。





フレンチシックな水着も素敵。フランソワ・オゾン監督は、「スイミングプール」でも水着選びが素敵だったな。




そして、最後に登場するランプリングの貫禄といったら! ほんの数分しか登場しないのに、圧倒的な存在感。
かつて若くて美しかった女と、今が若くて美しい女の対峙が見事でした。

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