ワーカホリックの夫が家族サービスとしてフレンチアルプスに家族をスキーバカンスに連れてきますが、そこでなんと雪崩発生。しかし、夫はスマホを手に、一人でさっさと逃げてしまった……!
雪崩自体は大したものではありませんでしたが、家族を置いて逃げた夫の姿に妻は失望して不信感を募らせ、楽しいはずのバカンス中、家族に不協和音が生じます。
あまり責めちゃいけないと思いつつも、厳しい口調で夫を非難してしまう妻。そして、それに耐え切れずにどんどん退行していく夫……。
シリアスな話であるはずなのに、夫の赤ちゃん返りっぷりがおかしくて、まるで喜劇。
不穏な音楽とうるさい音と相まって、初めはある夫婦の問題に過ぎなかったざわつきが、相談されたカップルも巻き添えをくらったり、遭難未遂があったり、バス事故未遂があったりと、どんどん大きな不安へと膨れ上がっていくのは、まさに雪崩のよう。
私も妻側の視点から、情けない夫に腹を立てたりあきれたりしながら観ていましたが、とはいえ、父親とはこうあるべきとか、家族はこうあるべきといった理想のハードルを高くしているのは女にも一因がありますよね。
男の人というのは「男らしさ」という重圧を背負って生きているのだなと、少しかわいそうになりました。
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