2015年10月15日木曜日

『穴』

『穴』小山田浩子

描写が非常に生々しくて、ページをめくるたびに田舎暮らしの窮屈さに押しつぶされそうになります。でも、この「日本の地方っぽいリアルさ」があるからこそ、一歩間違えるとファンタジーに傾いてしまいそうなこのお話を、すごく現実的にしてくれていると感じました。

しかしまぁ、田舎の生活が想像できない都会育ちの人には、「動物を追いかけて行って穴に落ちるなんて、『日本版 不思議の国のアリス』か!」と思ってしまうかも。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。