2015年1月28日水曜日

『どぶがわ』

『どぶがわ』池辺葵

『共喰い』を読んだ後、無性に読みたくなって本棚から引っ張り出してきました。大好きな池辺葵さんのマンガ。同じどぶ川つながりとはいえ、こちらは心温まる読後感。

我が家のもうじき4歳になる娘は、今「シンデレラ」や「白雪姫」などのプリンセスストーリーが大ブームで、毎日飽きずに熱心に絵本を読んでいます。
でも母親としては、「お金持ちの王子様がやってきて、美しい娘を助けてくれる」という話は心底つまらなく感じるし、パートナーの経済力や自分の見た目の美しさに頼ることなく、自立した人生を歩んで欲しいと願っているわけです。

でも、この「どぶがわ」を読んでいると、女はいくつになってもお姫様やドレスに憧れるものだし、「もし私がプリンセスだったら……」と空想できる心を持っていれば、いつどこにいてもしあわせになれるわけで、それはそれですごく素敵だなと思えるのでした。

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