2015年5月1日金曜日

『光媒の花』

『光媒の花』道尾秀介

図書館で偶然手に取った本が、予想を上回る良書でした!

収録されている6つの短編は、それぞれが独立しつつも互いに薄く紐づいています。どれも総じて暗く、登場人物は皆、闇を抱えているのだけれど、どことなく希望が感じられる話に仕上がっているため、欝々とせずに読むことができました。

ただの「ミステリー小説」に分類してしまうのはもったいない、叙情に富んだ作品。ほかの作品も読んでみたいです。

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