2015年3月7日土曜日

『ファストファッション』

「ファストファッション クローゼットの中の憂鬱」エリザベス・L・クライン

現在のファストファッションがどのようにして作られ、どのようにして消費され、廃棄されているのかといったことを、かなり批判的な口調でリポート。

アジアの国々の安価な労働力で作られる低品質な洋服たち、そしてそれをまったく大切にせず、ただただ消費していく先進国の若者たち(今や、中高年もファストファッションを利用しますけどね)。そんな現状を伝えたうえで、最後に筆者は「今後は洋服を大切に着る、自分でリフォームしたり手づくりしたりして、お気に入りの1着を作る」という決意を述べており、全体を通してなかなかに説教臭いです。

そろそろ四十路が見えてきて、さすがに洋服選びも「量より質」になった身としてはうなづけることも多いのですが、今まさにH&MやForever21でのお買い物に夢中になっている若いお嬢さんたちには、果たして響くのかしら?

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