『謝るなら、いつでもおいで』川名壮志
2006年に佐世保で起きた、小6女児による同級生殺害事件のノンフィクション作品。加害者が「14歳未満の少年」であるがゆえに、「“なぜ”自分の娘が殺されたのか」という遺族の問いが届かないむなしさ、やるせなさ。
遺族、加害者の家族、著者を含めたその周りの人々……皆、一様に悲痛で、えぐられるような胸の痛みがあり、読み進めるのが本当につらかった。
でも、元新聞記者である筆者の「被害者の遺族にかなり近しい第三者」という特異な視点のおかげで、はじめは遺族に同情し、加害者女児に対する不信感や怒り全開だったものの、そのうちに加害者少女の現在や将来について思いを馳せ、彼女の「可塑性」を信じたいと思えるようになっていきました。
タイトルとなっている「謝るなら、いつでもおいで」は、殺害された女児のお兄ちゃんの言葉。絶望の中に一筋の光が示されているのが救いでした。
2015年3月20日金曜日
マタニティワンピース
でも、今は韓国製のプチプラブランドが増えて、マタニティ服の種類が豊富になっていてびっくり!
ためしに、ワンピースを1つ購入してみました。ボンディング素材なので、冬から春にかけての今の季節にいいかなと思って。
2015年3月15日日曜日
2015年3月7日土曜日
『ファストファッション』
「ファストファッション クローゼットの中の憂鬱」エリザベス・L・クライン
現在のファストファッションがどのようにして作られ、どのようにして消費され、廃棄されているのかといったことを、かなり批判的な口調でリポート。
アジアの国々の安価な労働力で作られる低品質な洋服たち、そしてそれをまったく大切にせず、ただただ消費していく先進国の若者たち(今や、中高年もファストファッションを利用しますけどね)。そんな現状を伝えたうえで、最後に筆者は「今後は洋服を大切に着る、自分でリフォームしたり手づくりしたりして、お気に入りの1着を作る」という決意を述べており、全体を通してなかなかに説教臭いです。
そろそろ四十路が見えてきて、さすがに洋服選びも「量より質」になった身としてはうなづけることも多いのですが、今まさにH&MやForever21でのお買い物に夢中になっている若いお嬢さんたちには、果たして響くのかしら?
現在のファストファッションがどのようにして作られ、どのようにして消費され、廃棄されているのかといったことを、かなり批判的な口調でリポート。
アジアの国々の安価な労働力で作られる低品質な洋服たち、そしてそれをまったく大切にせず、ただただ消費していく先進国の若者たち(今や、中高年もファストファッションを利用しますけどね)。そんな現状を伝えたうえで、最後に筆者は「今後は洋服を大切に着る、自分でリフォームしたり手づくりしたりして、お気に入りの1着を作る」という決意を述べており、全体を通してなかなかに説教臭いです。
そろそろ四十路が見えてきて、さすがに洋服選びも「量より質」になった身としてはうなづけることも多いのですが、今まさにH&MやForever21でのお買い物に夢中になっている若いお嬢さんたちには、果たして響くのかしら?
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