大学の後輩でもある著者・山口絵里子さん。 motherhouse というバングラディシュのジュート素材を使ったバッグ屋の社長で、とにかくものすごくパワーのある方です。
本書は、山口さんがこの事業にたどり着くまでの経緯と、軌道に乗せるまでの奮闘ぶりが率直に語られています。本書を読むだけでもわかるのは、とにかく「周りを巻き込む能力」がずば抜けて高いということ。彼女の熱意に触れた人が協力の手を差し伸べ、どんどん巻き込まれていく様子がうかがえます。
motherhouseは、フェアトレードではないものの、途上国に対する支援を目的とした国際社会への貢献をミッションとする会社。一消費者の正直な意見としては、今の商品は「途上国への社会貢献」という意味づけがなければそこまで魅力的に映らないものも多いのですが、今後どんどん磨きをかけて、いつかバングラディシュ製であろうがなかろうが、商品の魅力だけで売れるアパレルブランドに育ってほしいと応援しています。
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