『文体練習』 レーモン・クノー
1つの同じ事象を前にしても、その伝え手の背景に何があり、どのように受け取ったかによって、どのように表現されるのかは異なる。そしてまた、それを伝聞した人がどのように受け取るのかも十人十色、百人百様。
そんなことを、ある事象を99通りの言い回しで表現するということによって示している本。
タイトルにあるような、文体を練習する本というわけではなく、コンテキスト・デザインについて初心に立ち返って考えさせてくれる一冊です。ハッと目が覚めるような新鮮な感覚を味わいました。
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