「ONCE ダブリンの街角で」を観ました。
低予算感を隠さない極めて地味なキャスティングでしたが、それだけに素朴なストーリーが際立ち、心に染み入りました。
主人公演じるアイリッシュ・ロックバンドThe framesのボーカル、グレン・ハンサードが大変なる犬顔!普通にしていても哀愁漂います。ストリートミュージシャン役なんて言ったら、たいていは10代か20代のキャスティングとなりそうなところですが、グレンはどう見ても30代で、それだけに「この年になってもストリートミュージシャンかぁ……そりゃ、女にも逃げられるだろうな」という現実味が出ていました。他に出てくるストリートミュージシャンたちもかっこよくて、ダブリンに行ってみたくなったのでした。
とにかく、音楽が素晴らしい。切ないまでの喪失感が歌われるあたりとか、もう、画面にくぎづけです。心を打ちます。
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