最初の1ページ目からぐいぐい引き込まれ、早く先を読み進めたくて仕方がないのに、読み終えてしまうのがさみしくて、もっと時間をかけて読んでいたいという、矛盾する気持ちを抱えながら読みました。
正直なところハードボイルドなんてよくわからないし、暴力や殺人ばかりの血なまぐさいストーリーではありますが、マーロウの情に厚い性格や、確かな洞察力と、人に対するまっすぐな期待や信頼がきちんと伝わってくるからこそ楽しめる作品。
結末がわかっているサスペンスものなんてつまらなくなりそうなものなのに、何回読んでも新しい発見があり、購入してからも、何度も読み返しました。
それくらい、どっぷりはまってしまった。本当におもしろかった!
「長いお別れ」の方も、ぜひ読んでみたいです。
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