『しょっぱいドライブ』 大道珠貴
この本、タイトルの「ドライブ」という言葉で連想しがちな爽やかさは、どのページにも見当たりません。
あるのは、ないと不安になり、訪れると恨めしく思う、例えていうならば、生理のような鬱陶しさでしょうか。
会わないときは会いたくて会いたくて仕方ないのに、会ってるときはイライラして邪険に扱いたくなるといった、女のワガママな「姫」部分の描写はあまりにもリアルです。
リアルすぎて目をそむけたくなる箇所が多々あり、早く読み終えて、私の住む現実の世界に戻りたいと思いながら読んだのでした。
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